当社が製造した新型CO₂膜分離装置は、2024年4月中旬から下旬にかけて、ユーザーの海上プラットフォームに無事納入されました。ユーザーの要望に応じて、当社はエンジニアを海上プラットフォームに派遣し、設置および試運転の指導を行います。
この分離技術は、ユーザーの要件、経験、そして技術に基づいて当社の設計者が設計・開発した新しい分離技術です。そのプロセス技術は、膜技術を用いて、生産分離装置で生成される高CO₂含有量のセミガス中のCO₂含有量を、後続のガスタービンで許容できるレベルまで低減することを目的としています。
膜分離技術の活用は、天然ガスからCO₂を除去できるだけでなく、設備がシンプルで、容積と重量が大幅に削減され、操作とメンテナンスが容易で、運用コストも低くなります。ユーザーは当社が提供する設備を非常に重視しており、この設備の今後の応用と普及に大きな注目を払っています。設備の製造過程では、ユーザーが当社に視察に来て検査を行い、当社の設計と製造技術を高く評価しました。これは、当社の設計と製造レベルが新たな高みに達したことを意味します。
当社のエンジニアが現場に到着後、ユーザー側の技術者は当社エンジニアが指示した設置手順に従い、慎重に設置作業を行いました。設置完了後、ユーザー側は各種の圧力試験およびリーク試験を実施し、無事に稼働を開始しました。稼働中、機器のすべての技術指標はユーザーの要件を満たしていました。その後、当社のエンジニアは機器のその後の保守・メンテナンスについても詳細な説明を行いました。海上プラットフォームへの膜分離装置の設置と稼働が順調に完了したことで、本プロジェクトは終了しました。
当社の装置は、お客様のご要望に合わせてカスタマイズされています。製品の継続的な革新により、設計と製造において新たな章が開かれます。当社は、高品質の製品を使用することで、分離プロセスにおける損失の削減、コスト削減、操作の簡素化を実現し、お客様のニーズを真摯に考慮し、より高品質な膜分離装置を製造します。

投稿日時: 2023年11月5日